グリストラップ清掃ガイド

厨房の目立たない箇所の清掃

飲食店などの目立たない場所に設置されている「グリストラップ(油脂分離槽)」。適切に管理しないと、単なる汚れ以上の深刻なトラブルを招く恐れがあります。清掃を怠るリスクから、清潔な厨房環境を保つための正しい清掃フローまで詳しく解説します。

1. 清掃を怠ることで生じる4つの重大なデメリット

グリストラップの清掃を先延ばしにすると、以下のようなリスクが発生します。

  • 悪臭と害虫の発生: 溜まった油脂が酸化・腐敗し、厨房内に強烈な悪臭を放ちます。これはゴキブリやチョウバエなどの害虫を呼び寄せる原因となり、衛生環境が著しく悪化します。
  • 排水管の詰まりと逆流: 油脂が排水管に流れ込み、冷えて固まると、完全に管を塞いでしまいます。最悪の場合、厨房内に下水が逆流し、営業停止を余儀なくされることもあります。
  • 近隣トラブルとイメージダウン: 悪臭や排水トラブルは、近隣店舗や住民への迷惑につながります。また、不衛生な環境は食中毒のリスクを高め、お店の信頼を根底から揺るがします。
  • 法的罰則の可能性: 汚染された水をそのまま流すと、下水道法や水質汚濁防止法に抵触し、自治体からの改善命令や罰則の対象となる場合があります。

2. 【箇所別】清掃手順の4ステップ

リスクを回避するためには、日々のメンテナンスが欠かせません。グリストラップの3つの槽を以下の手順で清掃しましょう。

① バスケットのゴミを捨てる(毎日)

第1槽にある「バスケット」は、調理カスや食べ残しを受け止める場所です。バスケットを引き上げ、中のゴミを捨てます。

ポイント:ここを怠ると、ゴミが第2槽へ溢れ出し、即座に詰まりの原因となります。

② 表面の油脂(スカム)をすくい取る(2〜3日に1回)

第2槽の表面に浮いている、冷えて固まった油(スカム)を取り除きます。スクーパーや網を使い、表面の浮遊物を丁寧に取り除きます。液体状の油は、油吸着シートなどに吸わせて処分してください。

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③ 沈殿物(ヘドロ)を取り除く(月1回)

底に沈んだ泥状の汚れ(汚泥)を回収します。底のヘドロを網ですくい上げます。非常に強い臭気を伴うため、十分な換気が必要です。

④ トラップ管の清掃(月1回)

出口付近にある「トラップ管」の蓋を外し、内部をブラシで洗浄します。ここに汚れが溜まると、下水へ直接油が流れてしまうため、特に入念なチェックが必要です。

3. 清掃頻度のまとめ

箇所 推奨頻度 放置した場合のリスク
バスケット 毎日 排水の逆流・溢れ
浮いている油 2〜3日に1回 悪臭の発生・配管の詰まり
底の沈殿物 月に1回 害虫の発生・腐敗臭
トラップ管 月に1回 水質基準違反・外部への油流出

4. 廃棄物処理に関する重要な注意点

回収した油脂や汚泥は、「産業廃棄物」に該当します。一般ゴミとして捨てることは法律で禁じられています。必ず専門の産業廃棄物収集運搬業者に委託して適切に処理してください。

まとめ:クリーンな厨房で安心な経営を

グリストラップ清掃は、店舗の衛生と信用を守るための「投資」です。日々のセルフケアに加え、手におえない汚れは専門業者による高圧洗浄を依頼するなど、計画的なメンテナンスを心がけましょう。

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